ファーストキス?
~次の日~
「芳樹おはよ!」

「おはよ。明日は私が芳樹の家に行く日だね。」

「うん。そうだね。」

「どうしたの?」

「あのさ、悠。お母さんから聞いたのか?」

「お母様から何を?」

「お母様?!」

「別に変じゃないでしょ。」

「いや、別に変じゃないけど。なんで?」

「私のお父様は、旅行会社の社長なの。でも大丈夫よ、芳樹との交際に反対じゃないし、後継者はまだ決まってないし。」

「そうか。で、さっきの話は、悠の部屋はな俺と相部屋なんだって。」

「はあ!?ほんとなの?」

「ほんと。こんなことうそついてどうするんだよ・・・」

「でも、いいや。芳樹と一緒の部屋なんて嬉しい!!」

「俺も。」



芳樹と一緒の部屋なんて、マジでうれしい。
てか、うちの高校金持ちの子ばっかでしょ。
もしかして芳樹って普通のサラリーマンの子供?
それでも、芳樹のお母様と私のお母様は友達だし、反対される心配はないし大丈夫でしょ。
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