俺様は姫に夢中~
あたしは、パパの部屋に行った。


トントン



「莉々か?」




「はい」




「入っていいぞ」




ガチャ




「パパ何の話ですか?」





「ああ、そうだな。お前ももうすぐ結婚できる年だし婚約者をな」




「・こ・・んやくしゃ?・・婚約者ですか!?」




「ああ。そろそろな」



「そんな早いですわ」



「ああ。早く婿に営業関係を叩きこまなきゃいけないしな。それで」




「それで、なんですの?」




「莉々好きな奴いるか?」



一瞬リューの顔が浮かんだ



それと同時に



茉紀って子も浮かんだ。




これをきっかけに




あきらめた方がいいと思い





「いいえ。いませんわ」




「そうか。じゃあ勝手にきめていいな?」




「ええ。でもあたしを思ってくれる人ですわよ?」




「ああ。もちろんだ。そうじゃなきゃお前を嫁にやれん」




「ふふ。そうですわね」



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