俺様は姫に夢中~
そして


一人



あたしに寄ってこない人がいた。



あの人は、あたしと結婚するのが



嬉しくなさそうだ。



あたしは



近くによって




「お話しません?」



そう聞いた。


なのに


「あんた、その喋り方似あってない」


「何でかしら」





「あんたは普通に喋った方が可愛い」



可愛い?


今まで下を向いてて顔がよく分からなかったけど




顔を上げると





「えっ・・リュー?」




何でリューがいるの?




「俺は流也じゃなくてその従兄妹のケイヤ」



従兄妹?



「滝 圭哉18歳 君の二つ上だ。」



「ケイヤは、あたしに寄ってこないのはなぜ?」



それが一番聞きたかった。




「姫宮は俺の所に絶対来るって分かってるから?」




まぁ!!




「怒ってない方がいい。笑え」



その笑顔はまさにリューと一緒



リューが少し大人になった感じ




どうして



あたしはこの人にドキドキしてるの?




あたしは、リューが好きだったんでしょ?




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