俺様は姫に夢中~
そしてケイヤさんが喋り出した。


「みなさん今日は、僕と莉々のために来て下さってありがとうございます」


それからずっと前がまぶしい・・。


カメラのシャッター音がうるさいくらい



急に記者が



「姫宮さんは彼を愛してますか?」




「・・・・・ええ」



素直に言えなかった。




ケイヤさん少しさびしい笑顔




その時




バン




誰・・?



リュー!?






「ヒメ!!俺はお前が好きだ!お前が本当に一緒にいたいのはケイヤか?俺だろ?なんでケイヤの方にいるんだよッ!こっちこい」




あまりに自然に笑うから・・


あたしは、記者の事も気にせず



ケイヤさんの事も忘れて




ただリューに




「お前が好きだ」


そう言われたことで




今までの気持ちが溢れ出して





そうあたしは



リューが好きなんだ・・。



そう思ってリューの方へ走りだした




「ちょっ莉々??」






後ろを向いてあたしは




「ごめんなさい。ケイヤさん。あたしやっぱりリューが好きです」





そして




「皆様すみません。この婚約は破棄とさせていただきます」






そう言いあたしはリューの元に・・





「リュー」




あたしは抱きついた




「ヒメ」




「好き」





「俺もだ・・」






そう言って


あたし達は婚約会見会場を後にした





その時ケイヤがボソッとつぶやいた言葉


「なんて残酷な姫なんだ・・。幸せになれよ。莉々、流也。俺の負けだ」









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