Ice and Dark
第三章 ティックの最後
そして、ティックが戦場へ行くことが決まって当日
『なんだよ、ティック。』
『俺が無事に帰ってくるまでこの楔を預かってくれ。後エルメルを守ってくれ。』
俺は時の秒針の所へ行き祈った。
『どうか、ティックの時を止めてくれ。頼む。』
と・・・・。
それは叶った。
ティックは戦場で戦いを始めていた。
だんだん周りが人でいっぱいになる。
死んで血を流して倒れている。
その時だった。なにかが、ティックの胸を貫いた。
グサッ ポタ・・・ポタポタ。真紅の血が川のように流れ落ちる。
バタリ。ティックは倒れて、何かをつぶやいた。
『エ・・・エル・・ル・・・ゴメン・・・。』と・・・。
そして・・・彼は死んだ。
その胸を貫いたのは、敵の矢でもなく、見方の矢でもなく、
時計台にあるような、大きな秒針の形をしていた。
『なんだよ、ティック。』
『俺が無事に帰ってくるまでこの楔を預かってくれ。後エルメルを守ってくれ。』
俺は時の秒針の所へ行き祈った。
『どうか、ティックの時を止めてくれ。頼む。』
と・・・・。
それは叶った。
ティックは戦場で戦いを始めていた。
だんだん周りが人でいっぱいになる。
死んで血を流して倒れている。
その時だった。なにかが、ティックの胸を貫いた。
グサッ ポタ・・・ポタポタ。真紅の血が川のように流れ落ちる。
バタリ。ティックは倒れて、何かをつぶやいた。
『エ・・・エル・・ル・・・ゴメン・・・。』と・・・。
そして・・・彼は死んだ。
その胸を貫いたのは、敵の矢でもなく、見方の矢でもなく、
時計台にあるような、大きな秒針の形をしていた。