可愛い姫と池田兄弟
…………ドキッ……ドキッ―…
「……???」
俺、すげードキドキしてる?
俺しかいない部室で俺の心臓は意味もなく大きく鼓動していた…
でもその時…あの日のことを思い出した。
確かあの日もこんな風だったよーな気がする…
「………俺って―…」
―ガチャ…
部室からでると静かで暗い体育館に1人おとなしく俺を待っていた。
「……ごめん、行こ…」
「あっ!…はい///」
すぐ横を歩いてる…
…………ドキッ…ドキッ―…
やばいな…俺。
「先輩、」
「……何。」
「もうすぐ大会ですね?」
「…あぁ。」
「頑張って下さいね?
…私、応援してますから///」
………////
無防備な笑顔だな。
「あぁ…ありがとう」
「……いいえ///」
これだから…いろんな奴が寄ってくるんだよ
……………俺もか―…