可愛い姫と池田兄弟




…………ドキッ……ドキッ―…



「……???」


俺、すげードキドキしてる?



俺しかいない部室で俺の心臓は意味もなく大きく鼓動していた…


でもその時…あの日のことを思い出した。


確かあの日もこんな風だったよーな気がする…




「………俺って―…」






―ガチャ…



部室からでると静かで暗い体育館に1人おとなしく俺を待っていた。



「……ごめん、行こ…」

「あっ!…はい///」



すぐ横を歩いてる…


…………ドキッ…ドキッ―…



やばいな…俺。



「先輩、」

「……何。」

「もうすぐ大会ですね?」

「…あぁ。」

「頑張って下さいね?
…私、応援してますから///」



………////

無防備な笑顔だな。


「あぁ…ありがとう」

「……いいえ///」



これだから…いろんな奴が寄ってくるんだよ






……………俺もか―…







< 115 / 173 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop