可愛い姫と池田兄弟
―そして…日曜日
「ん〜……ふぁ〜…」
重たい体をゆっくりと起こして時計を見ると6時半。
よし!!
熱もないし気分も悪くないし頭痛もなし!
バッチリ!
朝ご飯!朝ご飯!
リビングに行くと日曜日だからなのかまだ誰も起きていなかった。
「……ふぅー…朝ご飯どうしようかなぁ…??」
何使っていいんだろぉ??
………パンなら何枚かあるから大丈夫だよね??
パンをトースターで焼いて食べようとした時に携帯が光ってるのに気づいた。
………誰かな??
美里ちゃん!?
《7時半にりおん家に
迎えに行くからねッ♪》
…………7時半?
ゆっくりと携帯画面の右上を見ると……7時。
あっあっ!!
あと30分しかないぃっ!?
こんなのろのろパンなんて食べてられないじゃん!
髪直して
着替えて
準備して
……………ふぅー…
人間、やれば出来るんだなぁ…
7時半になる前に全てやり終わったんでちょっといい気分♪
その時―…
―ピーポーン
まだ静かな家中に呼び鈴が響いた。