可愛い姫と池田兄弟
「………好きですっ///!!」
暗くなりかける、体育館。
鳴り響いた、私の声。
「…………」
返事がない…
困ってるんだ…
きっと、
断る理由を考えてるんだ…
頭の中を巡る…
涙が…
この間が…辛いよぉ…
出来れば、早く振ってほしい
自然と私の顔は、下を向く…
周りは、暗さと涙で、もう見えない…
考えることは、振られてから、どうやって立ち直るか…
……………もう、ダメ。
逃げたい…
逃げっ―…………
―……ギュッ
えっ?
何かに、体が包まれる…
温かい…
これは……なに?