可愛い姫と池田兄弟



―次の日



伊吹と一緒に登校したいけど今日は我慢で…



誰よりも早く学校についた俺らはそれぞれ角とかに隠れて伊吹の下駄箱を見張った。



20分…30分…40分…

8時44分…



「あと1分で教室行かないと遅刻になるけど…」


「「えっ!?」」


「それはやばいな…」


尚紀と結兄、冷静っ!?



「じゃあ朝はこれまで!

佳紀はしっかり変な奴が居ないか見ておけよ!?」



はいはい。

大兄に言われなくてもするし!!



「尚紀と結月も莉緒ちゃんの愚痴を話してる女子がいないか気にして見ておけよ!?」


「うん!!」

「あぁ。」



大兄もね…



―教室



「佳紀君、おはよ~」

「今日は遅かったね??」

「朝練??」

「おはよぉ~」



朝からうるせーなぁ…





< 59 / 173 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop