SCHOOL+

仲が良いほどなんとやら

窓側の一番後ろの席に座っている少女に隣の少年が声をかけた

「おい井能いいかげん機嫌なおしたらどうだ?朝からずーっとその調子だぞ」

少年が机に顔をつっぷし殺気を放っている里世に声をかけた


「うるさいわねぇ…黙っときなさいよ響助(きょうすけ)」


そのままの体制でだるそうに言う里世


「やめときなさいよ響助里世怒らせるとわいわよ」


里世の前の席の少女が振り返り言う


少女の髪は薄い焦げ茶色の短い髪で前髪を二つのぴんでとめている


「んなこと言ってももう昼休みだぜ?隣の俺の身にもなってみろいつ殺されるか…」


そう言って顔を青くさせる響助は緑色の髪をした黄色の目をした少年である


「うるっさいて言ってるでしょ響助あんたの息の音永遠にとめるわよ」


里世が勢いよく顔をあげ響助を睨みつける


「ははっ‥響助また井能さんにちょっかいだしてんのか?」


そう言って響助の隣に一人の少年があらわれた


「陽矢(ようや)ちょっかいじゃねぇよこいつ怖‥」

「るっさいこのきゅうり」
「だれがきゅうりだ目つきわる女」

「いったわね千切りにして刺身と一緒に食ってやるわよ」

「はっ?刺身ときゅうりなんてあうかよ馬鹿じゃねぇの」


里世と響助の間で火花がちる
< 11 / 26 >

この作品をシェア

pagetop