SCHOOL+
「あーもうめんどくさいわね」


そう言って里世は立ち上がると千沙音の所まで行き


「いいかげん反応しなさいよっ」


と言って千沙音の両手から本を取り上げた


「あーっっひどいよー井能さん今、魔王のたおしかた聞いてて…」


「あんたは放送ききなさいよ」


そう言って本を閉じた


「ねぇ、ちゃんとしおりはさんだ〜?井能さん」


「どうせ覚えてるんだからいいでしょ」


そう言って本をわたすと日余吏達の所へと歩く


「おー、ようしゃないなあ井能さん」


感心する陽矢


「水面はどこにいんの?」


里世が右手を腰にあて尋ねる


「たしかぁ水面はぁ新倉(にいくら)先生んとこに行くって言ってたけどぉ」


「そういえば新倉先生に頼まれてたっけなんか」


日余吏の言葉に亜美菜がおもいだす


「水面職員室にいんのね、さっさと行って…あっ探偵部全員来るってことは‥」


里世がはっとする
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