SCHOOL＋

女ったらしの三国君

｢はぁー…かったりぃーな｣

一人の少年が階段を降りている


少年は白色の髪で水色の目をしている


｢今日なんで数学のテストあんだよ‥数学とかべつに無くていーだろ‥それに気分悪ぃ…｣


頭を押さえながら文句を言うすると後ろから声が聞こえてくる


｢なぁ‥あれどっちだろうな｣

｢優希か？それとも白気(びゃくき)のほうか？｣

｢優希だったら一か八かでいいんだけど白気のほうだと間違えるとすんげえ怒るんだよな‥｣

｢うんうん、そして名字で呼んでも＜気持ち悪いから呼ぶな＞って怒るしな｣


二人の男子が小声で話しているようだが少年にはまるぎこえだった


｢おい、てめーらなに後ろでこそこそしゃべってんだよ｣


二人の少年は体をびくっとふるわせた


｢おっおー白気久しぶり☆｣
｢なにが＜久しぶり☆＞だ同じクラスだろ｣


そう言って呆れた顔をする白気


｢つーかさ、おまえらどっちが優希か白気かわかんねぇーんだよそれに間違えると怒るし？名字でもダメだし？しょうがないじゃん間違ってもお前ら双子なんだからさっ｣


少年がギャ−ギャ−と騒ぐ