SCHOOL+
「先生人のこと呼んどいて来るの遅いですよ」


涼が文句を言う初川は汗だくで息があらい


「はぁーはぁー…うるさいわねぇ‥こっちは子供じゃないから…体力‥あんまないのよ…」


とても疲れているのか言葉がとぎれとぎれだ


「でぇどぉーしたんですかぁ?」


「ちょ‥ちょっとストップ」

日余吏の質門に待ったをかける初川


「ふぅー、さて全員そろってるわね…って優希なんであんたの顔赤いわけ?」

「…いろいろありまして」


まだ顔をおさえている優希を不思議そうに見る初川


「まっ、いっかどうせまた井能が白気と間違えて蹴りでもくらわしたんでしょ、あれ〜まーた白気いないわねぇ、さぼりかなぁ?」

「もう一回放送かけてみたらどうですか?」

水面が提案する


「あーいいわめんどくさいし、さて立ち話もなんだし中に入るわよ」


そう言って相談室のドアを開ける

中は意外に広く黒色の三人用のソファーが横に二つ、二人用が奥に一つでテーブルを囲っている

テレビや冷蔵庫もおいてあり壁には棚がついていて、本が大半をしめている

この豪華な相談室を探偵部は部室に使っている
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