SCHOOL＋

｢でもりーちゃんかっこよかったよぉ〜あはははっ｣

そう言って爆笑する日余吏は

赤茶色の短い髪で、前髪を黒ぴん二本で作ったバッテン二つでとめ、口には飴をくわえている。登校用のかばんのほかに肩にバックをかけている

｢ねぇ〜ひーちゃん今なにがあったの〜？本読んでて見てなかったよ〜｣

千沙音はぶ厚い本をもちながら日余吏に尋ねる

千沙音は薄茶色の長い髪をひとつにまとめ前髪を左右にわけている

｢もぉ〜ちーちゃん本に集中しすぎだよぉ、今すんごいことがおこったのにぃ〜｣

｢えー見たかったな〜‥ねぇ！井能さんもっかいやって｣

｢なんてこと言うのちーちゃん｣

千沙音の言葉に叫ぶ水面

｢おーいちょっといいかそこの四人｣

涼が四人のもとへ歩きながら言う

｢あっ！白梅(しらうめ)先輩おはようございます｣

『おはよーございます白梅先輩』

千沙音と日余吏が二人でいう

｢で、何？いきなり｣

腕組みしながら里世が涼に尋ねる

｢ちょっと里世先輩にまずあいさつ！それに言葉遣いも｣

水面が顔をしかめる

｢まーまー、いつものことだし？べつにいいよそれよりも井能あれ優希だぞ？お前間違えてる｣

『えっ』

三人がが声をあわせて驚く