W許嫁結婚。
美「私親から何も聞いてない…」
光沙翔「普通に知ってると思います…」
美「なんで?」
翔「この辺りじゃかなり有名な制度だし、 テレビにだって放送されたこともある 。知らないの美羽くらいだろ。」
そんなに有名だったなんて…
私やっていける…?(笑)
光「美羽ちゃんそう落ち込まずに。
これから慣れていけばいいんだし。」
美「そうですよね。
あの…みなさんはどちらの方で?」
沙「私もぜひ知りたいわ。」
翔「そうだな。」
光「俺は王建設の跡取り。」
沙美「え…」
美「テレビ見ない私も知ってる!
世界にも幅広く活躍してるって…」
沙「KINGになられたのがわかりますわ。
私は華道の家元の次女ですわ。
私の姉が家元ですの。」
光「確か新築建てたら
生花をそちらにお願いしてたな。」
沙「はい。王建設様には
いつもお世話になっております。」
翔「すっげ―繋がり。
俺は若王子銀行頭取の孫。
おじい様がやっておられてる。
次期は親父に俺と継がれる。」
光「んで、俺のとこの世話してもらってる 。小さい頃から幼なじみなんだ。」
美「私は姫野IT社の長女です。
たぶん継ぐのは兄と思います。」
翔「そこのもうちが世話してる!」
沙「みなさん繋がりがあるようですわね。 よかったですわ。」
光「しかも、みんな気づいた?
名字が制度の直訳だし。」
翔「ああ。すごい偶然だな。」
沙「これから3年間、力を合わせて
がんばりましょう。」