W許嫁結婚。
2.運命的な出会い
~みんなSide~
ガチャ…
美「あれ。私一番だ。
ってか…教室ここ!?
校長室の間違いじゃ…」
もう一度部屋の外に出てクラスをみる。
“great class”
あってるよね。
通知ではこれと同じ文字だったし。
ガチャ…
美「誰っ!?」
すっごくかわいくて美人な女の子が
4つの扉の一番左の扉から現れた。
沙「おはようございます。
もしかして姫野美羽さん?」
なんで私の名前を知ってるの…?
美「はい。そうですけど…」
沙「私、QUEENの妃沙希と申します。」
は?QUEEN?何それ。
沙「あなたはprincessの姫野美羽さんでしたわよね?」
美「あの~失礼ですが…
さっきからQUEENやprincessって…
何ですか?」
……痛い。沙希さん目見開いてる。
沙「まさか…ご存知ありませんの?」
美「よかったら説明してくれませんか?」
沙「そうね…。あのね…」
ガチャ…
光「お。女性陣はもう来てるぞ。」
男の子が二人入ってきた。
沙「KINGの王光輝様とprinceの若王子翔様でいらっしゃいますか?」
二人は同時に頷いた。
沙「私はQUEENの妃沙希です。
これから最低3年間よろしくお願いいたします。」
光「ああ。こちらこそ。」
翔「よろしくお願いします。」
沙「こちらはprincessの姫野美羽さん。」
美「は…はじめました!」
…ま…間違った…。
翔「ぷっ。あはははっ。」
むう…そんなに笑わなくても…。
美「失礼しましたっ!」
翔「おもしろいね!美羽って呼んでいい?」
美「どうぞご自由に…」
光「美羽ちゃんっておもしろーい」
沙「本当ですわ。かわいらしいです。」
美「そ…そんなっ。」
光「軽く自己紹介も終わったし
俺、KINGからこの学園のルールを
説明してやるよ。」
沙「あ!KING!この制度について
美羽さんに説明してあげてください。 」
光「え?」
沙「まだご存知ないようなので。」
光「わかった。」