土曜日に恋
第1章

いつもの金曜日



学校から帰って、手洗いうがい。



コンポの電源を入れて、音楽を流す。



ここまではあたしが毎日すること。



ここからは毎日違う。


今日は、帰りに買ってきた雑誌とマンガを寝ころびながら読む。


ちょうど2冊とも読み終えたときに、お母さんが台所から声をかけてきた。


「亜衣、晩ごはんよ〜」


「はーい」


あたしは返事をして、部屋を出る。





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