土曜日に恋


お店の中は一瞬静まり返ったけど、すぐにみんなから歓声があがる。


お店には9人しかいないはずなのに、100人以上いるような声の大きさだった。



「えーっ?」



「陽に彼氏〜?」



陽ちゃんは、みんなに質問責めにされてて、大変そうだったけど、とっても嬉しそうだった。


そんな陽ちゃんを見ていたら、翔くんが司会のマイクを持って、何か話し始めた。



「陽にも聞きたいこといっぱいあると思うけど、俺の話も一瞬聞いて〜?」
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