土曜日に恋






「いいこと教えてあげよっか。」




お母さんはさっちゃんに目で何かの確認をとり、さっちゃんは数回瞬きをした。





「何?」





まだ機嫌の悪いあたし。






さっちゃんは、にやっと笑ってから、内緒話をするときの声で言った。










「翔、亜衣ちゃんのことすきみたいだよ」








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