土曜日に恋





あたしの異変に気づいた翔くんは、静かに言った。






「ネックレスの言葉、わかったんだよね?」





あたしは頷く。




頭の中では、“dearest”がぐるぐる回っている。





今さらだけど、もし“dearest”じゃなかったらどうしよう。





ただの勘違いで浮かれてた…なんてことだったら恥ずかしくて外歩けないよ…。





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