土曜日に恋






「とりあえず、中入ろ!」





陽ちゃんの一言で、みんなで家に入った。





リビングで、事情を知らない2人に、翔くんが昨日の出来事を説明をする。




翔くんは、「亜衣がすき」とか、「亜衣が大切」とか、すらすらと話を進めるので、あたしはただ赤くなって黙っていた。




恥ずかしい気持ちと、嬉しい気持ちが混ざって変な感じ。





2人は自分のことのように祝福してくれた。




そして、「お昼を買いに行くから」と言って家から出ていった。





「気、利かせてくれたんだね。」

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