土曜日に恋





こんな冷たい言い方するつもりじゃなかったのに…。





でもあたしは、翔くんから目を逸らさずに続けた。





「あたしの合格パーティーしてくれたときに言ってた人とは、どうなったの?」






翔くんは、まだ状況が掴めていないようで、目を丸くしてあたしを見ている。





「えっと…合格パーティーのときに言ってた人…」





え!もしかして翔くん、ほんの1年前の彼女のことなのに、覚えてないの?




翔くんってそんな人なの?





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