土曜日に恋







呆然と立ちつくして、遠ざかっていく翔くんの背中を見ているあたし。







「翔くんに口を利いてもらえなくなる」っていうパターンは予測してなかった。







でも、よく考えたら当然のことだよね。






翔くんから来たメールの返事はしなかったし、新しいアドレスも教えてない。








あたしは翔くんを拒否したんだ。








だから、あたしには傷つく権利なんてない。






でも…





でも…







辛いよ…







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