桜×恋



「携帯は俺に任せて、帰った方がいいんじゃない?」


「何であんたに任せなきゃなんないのっ…」


でも警備さんが廊下をバタバタ走ってるのが聞こえる。


バレたら


…停学…?


「いーからいーから。俺を信じてー?」


「ほら、お客さん」と言って指をさした先には大爆走してくる警備さん。


携帯は、諦めよう…


「あんたは逃げなくていいの」


「大丈夫。それより早く逃げたら?」


「言われなくても行くっ」


走って塀に向かう。


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