恋風船
レストランには


次の日も

その次の日も

その次の日も


拓夢サンは来なかった。

私は携帯のキーホルダーを握り締めた。


拓夢サンだって

忙しいんだよ。

外食ばかりしてられないよ。

そう想った。

そう願った。

拓夢サンにもう1度会いたい。

もう1度会って

自分の想いを伝えたい。
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