キャンディ

あまりの嬉しさに、言葉が出なくて。




「こうやってクリスマス過ごすのも、一緒にケーキ食べるのも、好きだからだよ」





止まらないあたしの嬉し涙を、慶にぃは指で拭ってくれた。





「慶ちゃん」


「ん」




「あたしも好きだよ?」



そう言うと、慶にぃは優しく微笑んで、あたしを抱きしめた。





「うん」





< 117 / 224 >

この作品をシェア

pagetop