キャンディ

「ありがとうございましたー。」


買ったばっかのネックレスを胸元に光らせて、店を出た。



「あたしら、もっと恋人に見えちゃうね」


「見えちゃうじゃなくて、恋人だし。」

「そっか。」


「ばーか」

「ひどーい!」




そんな他愛のない会話が幸せで、



ずっと続けばいいと思った。






ずっと続くって本気で信じた。

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