キャンディ
チェリー味
美咲ちゃんが家に来て、4日が経った。
相変わらずの毎日。
「けーちゃん、遊ぼっ!?」
「美咲ちゃんごめん!今日、俺出かけんの。」
「えぇ……」
美咲ちゃんの、あからさまなしょんぼりとした表情。
「ごめんな?」
「男の子の友達?」
ちゃっかりそんなことを聞く美咲ちゃん。
「うん。男の子だよ」
慶にぃは笑いながら答えた。
「けーちゃんいないと、美咲さみしい。」
「でも、真衣姉ちゃんがいるから。」
「えぇ…」
えーって、それはないでしょ!?
「じゃぁ美咲ちゃんがいい子にできたら、すぐ帰ってくる。」
そう言った慶にぃに、美咲ちゃんの目はきらきらと輝いた。
「うん!!美咲、いい子でいる!」