キャンディ



「奈津美さん達に見られちゃうよ?」


「ちょっとくらい大丈夫。」




いつになくそんなことを言う慶にぃが、なんだか愛おしく思えた。




ま、少しくらい……


なんて思って、



リビングにはバレないように、そっと唇を重ねた。




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