キャンディ
絶対怪しまれてるよ…。
「真衣」
ベッドに座ってる慶にぃが、あたしに手招きする。
あたしは、慶にぃの隣に座った。
「俺らのこと…そろそろ言わない?」
「奈津美さんとお父さんに?」
「うん。このままでも、そのうち気づくと思うし。」
「…そーだよね」
慶にぃの言うとおりかも。
「いつ言う?」
「じゃぁ明日の夜ご飯のとき。」
「わかった。」
なんだか緊張する。
まるで結婚の挨拶をしに行くみたいな…
なんて、慶にぃには言えないけど…。