キャンディ
レモン味
―――そして今。
あたしは高1で、貴にぃと慶にぃは大学2年。
そんな現在に至ってる。
「慶にぃは貴にぃの彼女、見たことあるの??」
貴にぃに彼女ができたことを聞いた後、あたしは慶にぃの部屋にお邪魔することにした。
「あるよ。」
「うそ!?美人??」
慶にぃの椅子に座ってぶらんぶらんさせてた足をぱたっと止めた。
「超美人」
「まじっ!?まぁ貴にぃは綺麗系の人が好みだもんねー」
「どっちかって言えば年上の女に興味あるし。」
二人で納得したように言葉を交わす。
「慶にぃは?」
ベッドに寝転がってた慶にぃが、何が?って顔であたしを見つめてくる。
「慶にぃは可愛い系の子か綺麗系の子か、どっちがタイプ??」