キャンディ


「あ゛ぁ……なんか喉痛くなってきた…」



もう何時間歌い続けてるんだろ。


ずっと二人で歌ってるから、声が枯れてきたような気がする。




「俺も~。休憩っ」


そう言ってタケルがジュースを一口飲む。

つられて、あたしも自分のジュースを口にした。






「真衣」





名前を呼ばれて、タケルの方を向く。




「ん」


突然、タケルの唇によってあたしの唇を塞がれた。




< 28 / 224 >

この作品をシェア

pagetop