キャンディ

ベッドで、慶にぃが上になって、その下に女の人がいたから。


服は着てるけど、女の人の方は、はだけている。



「あ……真衣」


先に慶にぃが口を開いた。



「……お取り込み中だった?ごめんね」


慌てて慶にぃの部屋から出て、ドアを閉めた。



「真衣っ」


名前を呼ぶ慶にぃの声。




気がつけば、あたしは家を飛び出していた。

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