執事様とお嬢様


からら。


「ばあちゃん?慶介やけど…」

「おお~。慶ちゃんかい~。ふふふ。背がおっきくなって~」

「///は、はずかしいんやけど…」

「そんなことない~。ほら、目元なんか慶ちゃんのお父さんにそっくりやわ~。」

「///」

「ふふふ。可愛いわね~」

「///あのねー。。。あ!そうだ!ばあちゃん、「ルカ」って子知ってる??」

「ルカ?…ああ~!三宅 瑠華ちゃんのことかい?」

「たぶん。苗字はわかんないけど…」

「その子がどうしたの?」

「ばあちゃんの病室を教えてもらったんだ」

「そーかい。あのこは本当に優しいからね~」

「へぇ~…」

「慶ちゃん、もう暗いから帰りいや。」

「わかった。またくるね。ばあちゃん。」

「うん。また来ておくれ。」












…俺はまだ知らなかったんだ……



……ルカがどんな病気と闘っているかなんて……








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