執事様とお嬢様

そうだ。俺、ルリにどうしても聞きたいことがあったんだ!







「なぁ、ルリ?」

「なぁーに?」

「…一つ、聞いてもいいか?」

「? なーにー?改まっちゃって」

「んーっと…ルリの病気のことなんだけどー…」



そう言ったとたん俺は後悔した。



だって、みるみるうちにさっきまで笑っていたルリが今は泣く寸前少しでも動いたら涙が落ちる。。。っていう顔をした。







「-っ!ごめん!!…俺、無神経なこと言ったよな?」



ルリは首を横に振りながら、「チガウ…そんな事なぃ…」と繰り返していた。



「…ルリ?大丈夫…?」

「ぅん。あの…あたしの病気のこと…」

「大丈夫!俺もう聞かないから。」

「ちがうの!…聞いて…ほしいの…」

「え?…」

「…その、超重たくなる話だけど…いい?」

ルリ……

「わかった。俺逃げ出さないでちゃんと聞くよ。」

「ありがとう。」





そういって、ルリは話し始めた。





















































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