執事様とお嬢様
ちゅ。
「ん…んん……ケ、ケイ…?」
「しゃべんな…」
「ん…あっ…ふぁ…」
「ケ、ケイ??なんで?」
「何でって…好きだからだよ!」
「え!?…あ、あたしを!?」
「…他に誰がいるんだよ…」
「ですね…」
「…。」
「け、ケイ?」
「なに?」
「だめだよ。」
「なにが?」
「あたし、ケイのことは好きだよ。でも、あたしなんかと付き合っちゃいけないよ?」
「そんなの、誰が決めたわけ?」
「…あたし…」
「じゃあ、知らない。」
「だめだよ。絶対に…だめ…。ばぃばぃ。ケイ。」
たたたっ。
「おい!ルリ!」
俺は、叫んだ。でも、追いかけなかった。。。
ルリは泣いていた。しかも、俺のせいで…ルリ、なんか半分分けわかんないこと言ってたけど俺が泣かせたことに変わりはなかったから…
ごめん…ルリ…ごめん…
そして、俺は病院から出た。そして、それから病院へは行かなくなった…