執事様とお嬢様
「……今日が余命の最後の日なんだ………。」
「…っそんな!……」
「だから、君を呼んだんだ…ルリに…ついていてほしくて…」
俺は小さく「…わかりました……」と言った。
それを聞いてルリのお父さんは出ていった…
「…ルリ?俺だよ。ケイだよ…わかる?…この前は怒ってごめんな?それと、ルリが夢に出てきてくれて嬉しかったよ…?でも、俺は本物のルリに会いたい…ってか、今もう会ってんだけどさ…その、ルリの笑った顔が見たいんだ…最後にみたのが泣いた顔だったしさ…あのさ…俺の隣でいつまでも笑っていてよ…なぁ…」
そういった時、ルリが、
「ケ…イ……だい…す……き…」
確かにそういった……
ピーーーーーーーーーーーー…
「…ルリ?……ルリ?………ルリーーーーー!!!」