執事様とお嬢様
美姫さいど





「……ん……ふぁ~…」




(…あっそうか…あたし、保健室で寝てたんだったっけ…)




あたしはまだ眠たい体を起こし、カーテンを開けた。




「…ん?ああ。松山さん。もう具合はよくなりましたか?」




「はい。おかげ様で…」




「それにしても…ずいぶんと長く寝ていましたね?」




「…え?」




あたしは先生の言葉にびっくりして時計を見た。




今は…午後3時…




保健室に来たのが…午前10時…




お昼も食べずに4時間も眠っていたことに気づいた。




「す、すみません///こんなに長くいてしまって…///」




「いいえ。大丈夫ですよ。なにより、保健室は体を休めるところですので。」




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