執事様とお嬢様
「馬鹿だねー…俺、このままヤっちゃうよー?」
「無理無理無理!!!ちょ、離して!西園寺!!」
「…西園寺…?」
西園寺の手の動きが止まる。
あたしなんか言った?
「なんで…苗字でよんでんの。」
「だって…別にいいかなーって。」
「名前で呼んで。」
「…やだ。」
「名前で呼べ。」
「…やだ。」
「襲うよ。」
「わかった。」
「ほら早く。」
「…しゅ…うと。」
「あーそれじゃー無理だわぁー。もっかい。」
「…愁斗。」
「聞こえん。」
「愁斗!これでいい!?」
「よく出来ました。」
そういうと愁斗はふわりと笑ってあたしのおでこにキスを落としていった。