執事様とお嬢様








がちゃ。



「失礼します。」




「……嘘っ…」




「今日から美姫様にお仕えすることになった…


遠野 累です。宜しくお願い致します。」






「…手、出すなよ。」



「旦那様が美姫様を泣かせたら俺が奪います。」



「子供は?」



「俺の子として育てます。」



「おー怖ぇー。美姫のこと今まで以上に大事にしないとな。」




そういってあたしを笑顔で見る。





「…ど、どういうこと…?」




「どうもしないだろ。約束したんだろ?約束は守らせなきゃ。」




「嫌でした?俺がここにきて。」



「ううん。嫌じゃない。」



「では、俺をここに置いてくださいますね?」



「ああ。」



「うん…!宜しくね!執事さん!!」













end



< 404 / 408 >

この作品をシェア

pagetop