執事様とお嬢様
がちゃ。
「失礼します。」
「……嘘っ…」
「今日から美姫様にお仕えすることになった…
遠野 累です。宜しくお願い致します。」
「…手、出すなよ。」
「旦那様が美姫様を泣かせたら俺が奪います。」
「子供は?」
「俺の子として育てます。」
「おー怖ぇー。美姫のこと今まで以上に大事にしないとな。」
そういってあたしを笑顔で見る。
「…ど、どういうこと…?」
「どうもしないだろ。約束したんだろ?約束は守らせなきゃ。」
「嫌でした?俺がここにきて。」
「ううん。嫌じゃない。」
「では、俺をここに置いてくださいますね?」
「ああ。」
「うん…!宜しくね!執事さん!!」
end