執事様とお嬢様
「僕と、友達になってよ!」
って、笑顔でね。でも、あたし全然その子のこと信じられなくて、
「なんで!?どーせ、あんたもあたしがお金持ちだからでしょ!?」
って、酷い事言ったの。でも、その子ニカッ。って、笑って
「なんだ、普通にはなせるんじゃん。」
って。たぶん、あたしの中で張り詰めていたなにかが切れたんだと思う。。。その子の前で突然泣き出しちゃってさぁ。普通は慌てるじゃん?でも、その子はあたしの頭をよしよし。って、撫でてくれて。。。よけいに泣いちゃって。そんなこんなで、1時間ぐらい経っちゃって。。。で、もうまわりも暗かったから
「俺、もう帰るな! 明日、学校無理してくるなよ!!俺、明日もくるから!!」
そういって走って行っちゃって。。。次の日、昨日の子に会いたいなーって思ったんだけど思うように体が動かなくて…そしたら、朝、
「学校さぼって遊びに行こう!!」
って、あの子があたしを連れ出してくれたの。。。ほんと、その日は最高だった。何年間分の遊びを今日一日でやったって、いっても良いくらいだった。。。
ほんと、楽しくて。。。それで、あたしその子に約束したの。
「これからは、ちゃんと毎日学校にいく。お嬢様として。でも、ときどき辛くなることがあるの…だから、そのときは今日みたいに1人の友達としてまた遊んで?」
「おやすいごようですよ。お嬢様!」