執事様とお嬢様
『松山 美姫様』
美姫?元気??
突然いなくなって、ごめん。。。
俺は、父さんの仕事の都合で遠くに行くことになったんだ。
ごめん。
本当は、俺は、美姫のいるところに残りたかった…
俺は、美姫をずっと守ってやりたかった。。。
ごめん。
俺の家は代々いろんなところのお嬢様に仕えてるんだ。
だから、俺は美姫に仕える。だから、ここに残してくれ。
って、頼んだ。。。
だけど、当たり前に「だめだ。」って、あっさり言われた…
そんなことで、引き下がらなかったけどやっぱりだめだった。
ほんとに、ごめんな。。。
俺は、いつかちゃんとした執事になる。
そのときは、俺を美姫のそばにおいてくれない?
もし、美姫にすでに他の執事がいたってかまわない。
俺は、美姫のそばにいて守ってやりたいんだ。
俺は、美姫が好きだ。
でも、この気持ちは誰にも言わない。
もちろん、美姫にも最初で最後。
だって、俺たちはお嬢様と執事。
っていうか、美姫が俺を好きでいてくれるかなんてわからないけどな。
次に会うときはちゃんとお嬢様と執事になって会おうな。
P.S.
あなたは俺のことを
覚えていてくれますか。
『高畑 慶介』