執事様とお嬢様

―次の日♪―




「ごきげんよう。美姫さん。」

「ごきげんよう。亜樹さん。少し、お話があるんですの。お時間よろしいですか?」

「ええ。大丈夫ですよ。」





がちゃ。


ここは、いつもの屋上で…



「でー?どうしたんー?」

「…亜樹ー…知ってると思うけどあたし、累が好きじゃんー?」

「え!?そうなん!?」

「…え、知らなかった…?」

「だって、聞いてないやん!」

「あ!そっか…ごめん。ごめん。」

「まー、いいわ。それで?どうしたん?」

「告っちゃだめかなー?」

「!?ま、また、いきなりやなー…」

「じゃぁ、聞くけどさ、亜樹は告んないの?」

「!?だ、誰にや!」

「? 誰って、慶介に。」

「な、なんで知ってるん!?!?」

「なんでって…亜樹、こないだあたしに慶介とのなかを気にしてたじゃん。」

「そ、それだけで!?」

「当たり前じゃん。わかってないの慶介だけだとおもうよ。」

「!!!じゃあ、累君もか?」

「うん。」

「!?!?!?!?」



< 87 / 408 >

この作品をシェア

pagetop