三つ葉のclover
「妃奈、遅いよ。」
「琳ちゃん!!」
急いで教室へと続く階段を駆け上るといつものように取り巻きに囲まれた琳ちゃんが笑顔で待っていた
こんな時、少しイラっと来る…
「琳ちゃん数学が分かんないとこあるの…後で教えてくれる?」
「ん?良いよ。日直の仕事が終わった後でね。」
「有難う!!」
「えー!!良いなぁ…私達も教えてよぉ琳夜クーン」
「駄目だよ。俺は、妃奈の勉強しか見ないからね。ごめんな。」
「えー!?白戸サンだけ特別扱いなのぉ?」
「妃奈は俺の大事な幼なじみだからね。ごめん。」
『幼なじみ』だから…琳ちゃんはいつもそう言う…とても寂しいけど、私だけなんだと思うと強くなれるんだ
だけど、私は『幼なじみ』だけは嫌なのにな…
「どうした?妃奈そんな顔して…」
「えっ…?」
集中して考えて居たのだろうか…いつの間にか取り巻きの女の子達が居なくなっている
「あのっ…琳ちゃん…」
「ん?」
「えっと…さっきまで…居た…女の子達は…?」
「あぁ!あの子達ね、妃奈が日直の仕事をちゃんとするか見張っとくんだし、自分の教室に帰ってもらったんだ。それに昼休みの内に妃奈に数学教えないといけないしね。」
「へ…?」
「えっ…俺なんか間違ったこと言った?」
「うんうん、違うの!有難う。」
「?何で妃奈がお礼を言うんだ??」
「いーのっ!!」
嬉しかった…どんな些細な理由でも、私の事を優先してくれるなんて…ただの優しさかもしれないけど、思わず顔がニヤケてしまう
「?妃奈、なにニヤニヤしてんの?俺の顔になんかついてる?」
「うんうん!なーんでもないよ!!」
「…変な奴だな…まぁいっか、さっ日直の日誌は終わった?」
「う゛っ…まだです…」
「妃奈…容量が悪い…ちゃんと昼休み中に終わらなよ?」
「わーんっ」
「琳ちゃん!!」
急いで教室へと続く階段を駆け上るといつものように取り巻きに囲まれた琳ちゃんが笑顔で待っていた
こんな時、少しイラっと来る…
「琳ちゃん数学が分かんないとこあるの…後で教えてくれる?」
「ん?良いよ。日直の仕事が終わった後でね。」
「有難う!!」
「えー!!良いなぁ…私達も教えてよぉ琳夜クーン」
「駄目だよ。俺は、妃奈の勉強しか見ないからね。ごめんな。」
「えー!?白戸サンだけ特別扱いなのぉ?」
「妃奈は俺の大事な幼なじみだからね。ごめん。」
『幼なじみ』だから…琳ちゃんはいつもそう言う…とても寂しいけど、私だけなんだと思うと強くなれるんだ
だけど、私は『幼なじみ』だけは嫌なのにな…
「どうした?妃奈そんな顔して…」
「えっ…?」
集中して考えて居たのだろうか…いつの間にか取り巻きの女の子達が居なくなっている
「あのっ…琳ちゃん…」
「ん?」
「えっと…さっきまで…居た…女の子達は…?」
「あぁ!あの子達ね、妃奈が日直の仕事をちゃんとするか見張っとくんだし、自分の教室に帰ってもらったんだ。それに昼休みの内に妃奈に数学教えないといけないしね。」
「へ…?」
「えっ…俺なんか間違ったこと言った?」
「うんうん、違うの!有難う。」
「?何で妃奈がお礼を言うんだ??」
「いーのっ!!」
嬉しかった…どんな些細な理由でも、私の事を優先してくれるなんて…ただの優しさかもしれないけど、思わず顔がニヤケてしまう
「?妃奈、なにニヤニヤしてんの?俺の顔になんかついてる?」
「うんうん!なーんでもないよ!!」
「…変な奴だな…まぁいっか、さっ日直の日誌は終わった?」
「う゛っ…まだです…」
「妃奈…容量が悪い…ちゃんと昼休み中に終わらなよ?」
「わーんっ」