三つ葉のclover
二章 ビンタ&告白
三つ葉のclover


第2章
ビンタ&告白








あの日から…一週間がたった…玲ちゃんは、私を無視して暮らし続けてる
女の子には今までにないほど愛想をふりまいて、最近…彼女も出来たみたいだった…
…今日も女の子をハーレムみたいにはべらせてる…

「玲都クゥ~ン今日、一緒に帰ろうよぉ~」

「悪ぃな、今日は春菜と帰るんだ。」

「え~ホントにぃ~?陽菜嬉しぃー!彼女サンは良いのぉ??」

「俺は彼女の春菜と帰るんだぜ?あっそっか、お前も陽菜だったな。」

「あー残念ゅ~」

「また今度な!」

「きゃぁ~玲都クゥンまたねぇ!Bye-bye~」

「おぅ」

信じられない…今の玲ちゃんがホントの玲ちゃんだったのかな…?じゃあ、私に告白した玲ちゃんは演技だったのかな?…確かめてみたくなって…一歩前へ踏み出す……

「玲ちゃん…」

「……」

「玲ちゃん!!」

「……………」

聞こえているでしょう!?なんで前みたく、ぶっきらぼうな笑顔で応えてくれないの…?やっぱり私の言ったことは、もう取り返しがつかないのかな…一言で良いから…応えてよ…

「玲ちゃんっ!!!!!!」

「なんだよ!さっきからうっせえ女だな!!アカの他人が気安く“玲ちゃん”なんて呼ぶんじゃねぇよ!!ウザいんだよ!!!」

「っ……」

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