スマイルBook
「友麻くん?」

「結実子ちゃん。
ちょっと付き合って」

「うん。」


そういって友麻くんは、
あたしの唇に唇を近づけて来た。


端からみればフェイクキスだ。

フェイクキス

偽りのキス


あたしは偽りでも良い。
偽りでも友麻くんのそばに、
いられるなら。
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