教えて、先生


「似合う。似合う。」


と、ご満悦の朱里。


こらこら。


人の髪に何してんの。


本当に朱里は、油断も隙もあったもんじゃない。


はぁーと溜め息をついて、私は綺麗に巻かれた自分の髪を、みつ編みし直すため掴んだ。


「あー勿体ないよぉ。せっかく巻いたのに。」


私の手を掴み、それを阻止しようとする朱里。


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