*。俺様な吸血鬼。*


ドアを開けると月が待っていた。


「よぉ。」


「……あ、うん。」


(やばい、今月に見とれてた;;)


いつもより数割増しでかっこよくみえてしまう。


「なに、突っ立ってんだよ。行くぞ。」


「あ、待って。」


「トロい。」


そう言って私の手を掴んでくれる。


「今日は何処行くの?」


「あぁ、行けば分かる。」


「???」





「少し掴まってろ。」


月が歩いてると突然私に言った。


「へ?」


すると突然体が浮いた。


「っはぁ!?」


「いいからしっかり掴まってないと落ちる。」
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