*。俺様な吸血鬼。*
「え!!!」
「そろそろ俺の両親にも紹介しに行かなきゃなんねぇと
思ってたからな。」
そう言うと月はその会場の奥のほうへどんどん歩いていく。
月と私が歩いてるといろんなところから声が聞こえる。
「あ、月じゃん。」
「なんか久しぶりだよな。」
「月サマかっこいい。」
「隣の子可愛くね!?」
「なんで女の子と歩いてるのぉ~!」
(月ってやっぱりこっちの世界でも人気あるんだな。
そりゃああんだけかっこよければ人気あるのもわかるけど…。)
もちろんどこを見てもヴァンパイアだらけ、
みんな綺麗な顔立ちをしている人?ばかり。
(ものすごく場違いな気がしてならないんだけど;;)
そんな事を考えているうちに月の両親のところに着いたみたい。
「親父、お袋、今帰った。」
「あぁ~月お帰りなさぁい!!」