*。俺様な吸血鬼。*


「え!!!」


「そろそろ俺の両親にも紹介しに行かなきゃなんねぇと
思ってたからな。」


そう言うと月はその会場の奥のほうへどんどん歩いていく。


月と私が歩いてるといろんなところから声が聞こえる。


「あ、月じゃん。」

「なんか久しぶりだよな。」

「月サマかっこいい。」

「隣の子可愛くね!?」

「なんで女の子と歩いてるのぉ~!」


(月ってやっぱりこっちの世界でも人気あるんだな。
そりゃああんだけかっこよければ人気あるのもわかるけど…。)


もちろんどこを見てもヴァンパイアだらけ、
みんな綺麗な顔立ちをしている人?ばかり。


(ものすごく場違いな気がしてならないんだけど;;)


そんな事を考えているうちに月の両親のところに着いたみたい。


「親父、お袋、今帰った。」


「あぁ~月お帰りなさぁい!!」


< 115 / 262 >

この作品をシェア

pagetop