*。俺様な吸血鬼。*


目が覚めるといつの間にか朝。


「あれ、私いつの間に寝て‥。」

そう一人で呟いて起きようとするとなぜか腰がいたくて
服を着ていない。


「えっと…。」


考えても、考えても思い出せない。


「ん…。」


「あ、月、起きた?」


「…あぁ。」


「ねぇ、なんでいつの間にか寝てるの?全然思い出せないん
だけど;;」


「……なんだ、覚えてねぇの?昨日はあんなに積極的に
麗李から迫ってきたのになぁ…。」


「え!?」


「いや、俺は必死で我慢してたのに麗李が誘うから。」


「う、嘘…;」


「嘘じゃねぇよ?その証拠にほら。」


月はそう言って自分の鎖骨らへんを見せてくる。
そこにはくっきりと赤い印がついていた。


「まさか、これ……;;」
< 129 / 262 >

この作品をシェア

pagetop