*。俺様な吸血鬼。*
目が覚めるといつの間にか朝。
「あれ、私いつの間に寝て‥。」
そう一人で呟いて起きようとするとなぜか腰がいたくて
服を着ていない。
「えっと…。」
考えても、考えても思い出せない。
「ん…。」
「あ、月、起きた?」
「…あぁ。」
「ねぇ、なんでいつの間にか寝てるの?全然思い出せないん
だけど;;」
「……なんだ、覚えてねぇの?昨日はあんなに積極的に
麗李から迫ってきたのになぁ…。」
「え!?」
「いや、俺は必死で我慢してたのに麗李が誘うから。」
「う、嘘…;」
「嘘じゃねぇよ?その証拠にほら。」
月はそう言って自分の鎖骨らへんを見せてくる。
そこにはくっきりと赤い印がついていた。
「まさか、これ……;;」